時計修理に必要?保証書に関するさまざまな疑問を解説
公開日:2023/09/15 最終更新日:2023/07/05
電池交換やクリーニングなどのサービスを利用したい人のなかで、時計を購入したときに備え付けられていた保証書が必要なのではないかと考えている人もいるでしょう。保証期間内であれば必要ですが、そうではない場合は不要です。しかし、将来的に商品を売却したいと考えている人は、大切に保管しておきましょう。
修理のときには保証書は必要?
保証期間内であれば、無料で修理に対応してもらえます。それ以外の期間に修理を依頼するときは、保証書の携行は不要です。
保証書は必要ない
修理を依頼した時計が本物であるか偽物であるかは、ムーブメントを確認するだけで明らかになるので問題ありません。
また、本物であろうと偽物であろうと、時計は修理してくれるので安心してください。
存在価値はほとんど関係ない
保証期間内で発生した不具合や故障に対して修理を依頼したいときは、保証書を携行する必要があります。
保証書があれば無料で修理に対応してもらえる場合がほとんどだからです。金銭的な負担を軽減できるので、保証書を忘れずに持参しましょう。
ただし、そのようなケースは頻繁に起こるものではありません。
ほとんどの場合は、保証期間を過ぎてから修理のサービスを利用するでしょう。そのため、保証書の存在価値があるのは、保証期間内ということになります。
初期不良に対処するために付属されている
高級ブランドの時計であろうと、格安の時計であろうと、初期不良がまったく発生しないとは言い切れません。
また、不注意による故障が購入直後に発生してしまうことがあります。
たとえば、高い場所から時計を落下させてしまったときや、防水機能が備わっていないのに入浴中に時計を装着したままシャワーを浴びてしまったときなどにも対処してもらえるようになっています。
ただし、期間があらかじめ決まっているので、そちらの期間が過ぎてから修理を依頼しても、無料でサービスを利用できなくなります。
新しい時計を購入するよりも、技術力が高いスタッフに修理を依頼する方が、新品同様に仕上げてくれることもあるので、まずは気軽に修理を依頼しましょう。
中古品には存在しないときもある
正規店ではなくても、新品の商品であれば保証書が付いています。
ただし、中古品の場合は、前のオーナーが保証書を紛失していなければ付いています。購入前に確認できるようになっているので安心してください。
保証書は再発行はできる?
商品を購入したときに備え付けられているので、大切に保管しましょう。
再発行はできない
偽物の時計や改ざんされた保証書が市場に流通するリスクが考えられるので、メーカーに問い合わせても保証書は再発行されません。大切に保管しましょう。
万が一保証書を紛失してしまったときは、有償で修理サービスを利用することになります。保証書を紛失しないように、時計を購入したときはケースのなかに収納しておきましょう。
売却時には査定額が落ちる?
査定額にも大きな影響を及ぼします。
高級時計を売却したいと考えている人は、保証書の有無で大きく値段が変化します。
保証書は大きな役割を果たす
商品につき1つの保証書しか存在しないので、大きな意味を持っています。
売却するときに保証書が無くても買い取ってくれる業者もありますが、保証書の有無で査定額に違いが生じると考えておきましょう。
その理由は、時計が本物であるのか偽物であるのか判断が難しくなるからです。業者は、偽物の可能性がある時計を本物であるというように査定しません。
リスクを考慮して偽物の時計であると判断します。
その分、査定額が下がってしまうので、少しでも高い値段で売却したいと考えている人は、商品を購入したときから保証書は大切に保管しておきましょう。
予想していたほどの価格を提示されない場合がある
たとえば高級時計の場合は、中古市場でも人気を集めているので高い値段で売却することが可能です。
ただし、商品の保存状態が良好で、ケース、保証書、説明書などがすべて揃った場合であれば、それが実現可能となります。
しかし、保証書が無いときは、5~30万円も価格が下落することも珍しくありません。その結果、自分が予想していたほどの価格を提示されなくて残念な思いになるでしょう。
シリアル番号が手書きであれば信ぴょう性が下がる
自分で情報を書き換えたのではないかと判断されるので、信ぴょう性が下がります。
その結果、保証書の価値が下がってしまい、査定額にもよくない影響を及ぼします。
売却することを想定しておく
商品を購入したときは、将来的に売却することも視野に入れておきましょう。
そうすると、保証書などの付属品を紛失することがありません。また、時計を綺麗な状態に保つように心がけるでしょう。
まとめ
保証書は商品を売却するときに、存在価値を示してくれる大切なものになります。特に、高級時計のように本物であるのか偽物であるのかによって、大きく価格が変化する商品を売却するときには必須のアイテムになります。保証書を紛失してしまったときは、メーカーや販売店に問い合わせても再発行してもらえないので、価値が大きく下がってしまうでしょう。後悔しないようにしてください。