時計修理にかかる費用を安く抑える方法について解説!
公開日:2023/06/15 最終更新日:2023/05/10
大切な時計を長く使い続けるにはメンテナンスや修理が必要不可欠ですが、修理内容やタイミングによって費用が異なります。そこで、本記事では時計修理のタイミングや費用の目安について解説します。費用を抑える方法もあわせて紹介しますので、修理やメンテナンスを検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
時計を修理に出すタイミング
時計はどのタイミングでメンテナンスや修理をした方がよいのでしょうか?ここでは、メンテナンスや修理に出すタイミングについて解説します。
不具合が生じたとき
時計の故障・不具合の代表的なものには、時計が止まる・遅れる・進む、電池交換しても動かない、ベルトの不具合、ガラスの損傷、異音がするなどがあります。不具合を放置すると修理が効かなくなり、部品の総交換など最終的に修理代が高額になるリスクがあります。故障や不具合が出た場合には早めに修理を依頼した方がよいでしょう。
オーバーホール(分解掃除・メンテナンス)
腕時計をパーツごとに分解し点検・洗浄などの必要なメンテナンスをすることを、オーバーホールといいます。一般的に、オーバーホールの頻度は3〜5年に1度程度です。
ただし各メーカーやモデルごとにオーバーホールの推奨頻度は異なるため、適切なオーバーホール頻度を知りたい場合はメーカーや購入店に確認しましょう。時計の使用頻度が高い場合や、劣化を招きやすい環境で使用している場合は、通常よりも早めにオーバーホールに出す必要があります。時計に異変を感じたときは、推奨年数にかかわらずメンテナンスに出すようにしましょう。
時計の修理費用の目安
時計修理にかかる費用について、主な修理内容ごとに紹介します。
電池交換
電池交換にかかる費用の目安は900〜6,000円程度です。安価な時計の場合は1,000円以下で可能ですが、高級時計では数千円以上かかる場合もあり、ブランドやモデルによっても大きく費用が異なります。
ベルト交換・コマ調整
時計のベルトは長年使用すると経年劣化で傷んでしまうため交換が必要となります。ベルト交換の費用は1,000円〜が相場です。
ベルト本体ごと交換の場合はベルト本体代+工賃、コマ調整などの場合は部品代+工賃と費用に幅があります。ベルトの素材や時計のブランドによっても価格にばらつきがあり、高級ブランド時計のベルト交換では数万〜10万円以上かかる場合もあります。
ガラス(風防)交換
時計の文字盤を覆っている風防の交換は材質によって費用が異なります。プラスチックなどの安価な風防の場合は6,000円〜が相場ですが、ガラス素材やユニークな形状の風防は費用が高くなります。時計のブランドやモデルによってはさらに修理コストがかかってしまう場合もあります。
針の取り付け
時計を落としたときの衝撃で、針が動かなくなったり取れてしまうことがあります。不具合の原因が針の取り付け部分の緩みにある場合は、カシメ直しという修理が必要です。修理費用は4,000円〜がおおよその目安となっています。針が取れる原因がわからない場合はオーバーホールに出す必要もあります。
リューズ交換
時計のサイドについている時間調整用のつまみを「リューズ(竜頭)」と呼びます。リューズが外れたり劣化の症状がある場合は、リューズ交換を行います。交換にかかる費用は8,000円〜が目安ですが、もとの値が張る時計の場合はさらに高額になることもあります。
オーバーホール
時計を部品レベルで分解して掃除・修理などを行うオーバーホールは、他の修理方法にくらべ専門性が高く時間と手間が必要となります。そのため修理費用は高めで、大量生産のノーブランド時計であれば1万円前後、ブランド時計であれば3万円〜が目安です。一般の修理店とメーカー修理でも費用が異なるため、事前に見積もりをとって確認するようにしましょう。
時計修理にかかる費用を安く抑える方法
時計修理にかかる費用を安く抑えるポイントについて紹介します。修理費用をなるべく抑えたい方は参考にしてください。
手数料が無料の店を選ぶ
時計修理の際、修理代金以外に宅配送料や見積料といった各種手数料がかかる場合があります。見積もり後のキャンセル料や返送料を請求される場合もあるため、あらかじめ手数料が無料である修理店を選ぶようにしましょう。
モール型ECサイトを利用して安い修理店を探す
楽天やヤフーショッピングといったモール型ECサイトでは、時計修理専門店も出店しています。インターネットの検索エンジンから一店舗ずつ料金を調べるのは手間ですが、ECサイトを利用すると効率的に安い店を見つけることが可能です。
ただし、優良業者のなかに悪質業者が潜んでいる可能性もあるため注意が必要です。レビューや口コミを参考に、信頼度の高い店から選ぶようにしましょう。
セールやキャンペーン時に依頼する
時計修理専門店では、期間限定でセールやキャンペーンを実施していることがあります。期間内に依頼すると、費用が安くなったり各種特典をもらえたりと、お得に修理することができます。
電池交換などの簡単な修理は自分でおこなう
電池交換などの簡単な修理は、専用の工具があれば自力で行うことで費用を抑えることが可能です。修理専門店のホームページや公式YouTubeなどで、簡単な修理方法を紹介している場合もあるため、費用を抑えたい方は参考にしてください。
ただし、簡単な修理でも失敗すると故障の原因となります。かえって修理費用が高くつく可能性があるため、自信がない場合は修理専門店に依頼しましょう。
まとめ
本記事では、時計を修理するタイミングと費用を安く抑える方法について解説しました。適切なタイミングで時計の修理・メンテナンスを行うこと、修理費や手数料の安い店を選ぶこと、セール時を狙うことなどで費用を安く抑えることが可能です。今回紹介した金額は、あくまでも修理にかかる費用のおおよその目安であり、実際の費用は時計のブランドや故障時の状態、メーカーに依頼するか修理専門店に依頼するかによっても異なります。大阪にはたくさんの時計修理専門店がありますので、修理の際は気軽に見積もり相談してください。